〒104-0054 東京都中央区勝どき5-2-15 EDGE勝どき1F 環二通り沿い、勝どき陸橋交差点角

年中無休診療時間 8:00~12:00 / 16:00~19:00(平日)9:00~12:00 / 16:00~18:00(土日祝日)

東京動物アレルギーセンター
Residency Program についてResidency Program

TAAC

東京動物アレルギーセンターには皮膚病で悩んでいる子が多数来院されます。
目の前のアトピー・アレルギーで苦しんでいる動物たちをできるだけ薬を使わずに1頭でも多く救い、その治療法をしっかり蓄積することにより獣医療だけでなく人間のアレルギー性皮膚疾患の予防・治療にも貢献し、1人でも多くの方に笑顔になっていただくことを目的としています。
アトピー・アレルギーに興味のある獣医師・動物看護師・トリマー・学生分け隔てなく教育活動を積極的に行なっています。

センター長紹介Introduction of Center Director

川野 浩志

東京動物アレルギーセンター センター長川野 浩志

  • 獣医学博士
  • 日本獣医皮膚科学会認定医

藤田医科大学医学部 消化器内科学講座 客員講師
現在は東京、愛知、福岡、新潟などで皮膚科外来および診療サポートをする傍ら、アレルギー性皮膚疾患および腸管免疫に関する臨床研究に情熱を注いでいる。

【経歴】

1998年麻布大学 獣医学科卒業
2000年東京大学附属動物医療センター 研修医
2007年米国MedVet Medical & Cancer Center皮膚科 研修
2013年米国Veterinary Speciality Center皮膚科 研修
2014年日本獣医皮膚科学会認定医取得
2017年山口大学大学院連合獣医学研究科卒業 獣医学博士学位取得
(アレルギー研究)
博士論文:Epidemiological studies of food allergy and food-responsive enteropathy in dogs in Japan
2019年クロス動物医療センターグループ 皮膚・アレルギー科
2019年東京動物アレルギーセンター センター長就任

【講演・学術セミナー・座談会・アワード受賞】

学際企画小動物セミナー講演「アレルギー性疾患に対する診断と治療」(2011)

下津浦 勇雄1)、川野浩志、山岸敏1)、浜川弘茂1)(2011):グレープフルーツ種子抽出物含有イヤークリーナーのブドウ球菌および緑膿菌に対する殺菌効果. 日本臨床獣医学フォーラム2011 1)ライオン商事(株)事業推進部

・ファームプレス MVM(2012) 座談会「食物有害反応 除去食・療法食を使いこなす」・皮膚疾患クリニカルケースコンペティション2012(ロイヤルカナン社主催):アワード受賞(2012)・獣医アトピー・アレルギー

免疫学会 第6回シンポジウムにて講演 「消化器症状のアレルギー診療基準」(2012)

中谷亮太、井上公美、川野浩志、奥田優、水野拓也(2013):日本国内の主要犬種における犬白血球抗原Ⅰ型の遺伝子型解析 ,日本獣医皮膚科学会学術大会

獣医アトピー・アレルギー・免疫学会 第6回シンポジウム(2013)「消化器症状を呈する食物アレルギーの傾向」

中国北京「アレルギー診療の講演」(2014)

皮膚セミナー講演「くわしく知りたい!アレルギーとアトピーについて」(2014)

アレルミューンHDM発売1周年記念 Dr.Therry Olivry来日記念講演(東京、大阪) 「犬のアトピー性皮膚炎の治療オプション アレルゲン特異的免疫療法って効くの?」(2015)

学際企画小動物セミナー講演 「アレルギー性疾患に対する診断と治療戦略 」(2015)

スキンケアセミナー(福岡、香川、東京、福岡、鹿児島)(2015)

女性獣医師限定アレルギー講演(大宮,2018)

女性獣医師限定アレルギー講演 (東京,2018)

日本獣医皮膚科学会学術大会 「円卓会議:どうやって除去する食物アレルゲン?」

アジア獣医皮膚科専門医協会主催セミナーランチョンセミナー(2017,メリアル・ジャパン株式会社・日本全薬工業株式会社 主催)

犬アトピー性皮膚炎の治療オプションとしてのアレルゲン特異的免疫療法の導入方法(2017, 世界獣医皮膚科会議WCVD8の再演)

Life & Tail主催獣医師向け講演「動物アレルギー医療センターにおける掻痒治療アルゴリズム(2016)

【学術論文】

川野浩志、小沼 守、関口麻衣子.(2009): タクロリムス軟膏を使用した犬の無菌性化膿性肉芽腫/ 肉芽腫症候群の1 例. 獣医臨床皮膚科.15(2):89-90.

小沼守, 川野浩志.(2010):AHCCを投与した犬の4例.In:小動物臨床.172:11-15.

川野浩志.(2011): 食物アレルギーの1症例におけるリンパ球反応検査の値の推移.獣医アトピー・アレルギー・免疫学会誌.1(1):16-20. 獣医アトピー・免疫学会HP

川野浩志、石川剛司、圓尾拓也、並河和彦、信田卓男(2012): Effect of Hypofractionated Low-total-dose Radiotherapy in a Dog with Pituitary-dependent Hyperadrenocorticism.獣医臨床皮膚科.18(1):23-27.

possible involvement of lymphocyte responses of food allergens in dogs with atopic-like dermatitis. Veterinary Dermatology Special Issue.2012

K,. Kawano, K. Oumi, Y. Ashida, Y. Horiuchi, and T. Mizuno The prevalence of dogs with lymphocyte proliferative responses to food allergens in canine allergic dermatitis. Polish Journal of Veterinary Sciences Vol. 16, No. 2 (2013), 323-332

A case with atopic-like dermatitis suspected food allergy. Journal of Atopy, Allergy, and Immunology in Veterinary Medicine Vol.4 No.1 December 2014.Vol.4(1):11-15.

A pilot study of the effect of pullulan-conjugated Der f 2 allergen-specific immunotherapy on canine atopic dermatitis. Vet Dermatol. 2017

Prevalence of food-responsive enteropathy among dogs with chronic enteropathy in Japan. Journal of Veterinary Medical Science May 2016

Oral faecal microbiota transplantation for the treatment of Clostridium difficile-associated diarrhoea in a dog: a case report BMC Veterinary Research 2018

アトピー性皮膚炎update 犬アトピー性皮膚炎改善に適したシンバイオティクス治療の提唱(Proposal of appropriate symbiotics for improving canine atopic dermatitis)川野 浩志・栃尾 巧 アレルギーの臨床 41(1) 551 2021.

犬アトピー性皮膚炎の新規治療方法に関する提言~医学的視点導入の重要性~Proposal for new treatments in canine atopic dermatitis-Importance of introducing the medical perspectives other than veterinary medicine-川野 浩志・栃尾 巧 アレルギーの臨床 42(1) 2021.

【国際講演】

第7回世界獣医皮膚科会議(WCVD7:バンクーバー)ポスター発表 K.Kawano,T.Okayama,K.Masuda and T.Mizuno(2012). possible involvement of lymphocyte responses of food allergens in dogs with atopic-kike dermatitis. Veterinary Dermatology Special Issue: 7th World Congress of, July 24–28, 2012,Pages 56

第8回世界獣医皮膚科会議(WCVD8:フランス・ボルドー)口頭発表(Supporting Original Study):"The effects of next generation allergen-specific immunotherapy "allermmune hdm" in canine atopic dermatitis".

第9回世界獣医皮膚科会議(WCVD9:オーストラリア・シドニー)ポスター発表:” Pruritic area and lead time after food challenge test ".

川野先生著書

「はぐれ獣医純情派」(2006,文芸社)

「はぐれ獣医純情派」(2006,文芸社)

「家庭犬の医学」(2010,オクムラ書店)

「家庭犬の医学」(2010,オクムラ書店)

研修医紹介Introduction of Residents

中野 典子

獣医師中野 典子

プロフィール
【出身地】

東京都葛飾区

【経歴】
2010年麻布大学獣医学部獣医学科卒業
2010年苅谷動物病院 市川橋 勤務
2011年ユナイテッド松戸きむら動物病院 勤務
2013年アオト動物病院 勤務
2013年~2014年ASC どうぶつの総合病院皮膚科 研修医
2018年~出産・子育てを期に複数動物病院にて勤務医
2020年東京動物アレルギーセンター 研修医
伊藤 雅人

獣医師伊藤 雅人

プロフィール
【出身地】

千葉県船橋市

【経歴】
2019年3月麻布大学 獣医学科 卒業
2019年4月千葉県動物病院 勤務
2020年10月クロス動物医療センター 勤務
鈴木 雄貴

獣医師鈴木 雄貴

プロフィール
【出身地】

三重県南牟婁郡御浜町

【経歴】
2012年日本獣医生命科学大学卒業
2012年〜2018年神奈川県、埼玉県、東京都の動物病院 勤務
2018年すずき動物病院 勤務
2020年東京動物アレルギーセンター 研修医
長谷川 剛拡

獣医師長谷川 剛拡

プロフィール
【出身地】

神奈川県横浜市

【経歴】
1979年神奈川県横浜市生まれ
2003年日本大学生物資源科学部獣医学科卒業
鎌倉市内動物病院勤務
2012年日本獣医皮膚科学会認定医取得
日本大学動物病院皮膚科研修医就任
2015年神奈川県藤沢市にて開業    
アトピー・アレルギー・免疫学会技能講習履修 修了
2019年 東京農工大学農学府共同獣医学科博士課程入学
勝田 誠重

獣医師勝田 誠重

プロフィール
【出身地】

大阪府大阪市

【経歴】
2013年3月日本大学 生物資源科学部 獣医学科 卒業
2013年4月東京都の動物病院にて一般診療に従事
2016年JASMINEどうぶつ循環器病センターにて循環器内科および外科に従事
2021年3月麻布大学 獣医学研究科 博士課程 修了
2022年日本獣医循環器学会 循環器認定医 取得
2022年3月クロス動物医療センター 勤務
石嶋 俊輔

獣医師石嶋 俊輔

プロフィール
【出身地】

埼玉県さいたま市

【経歴】
2018年 ACVS(American College of Veterinary Surgeons) 口頭発表
2019年 ACVIM(American College of Veterinary Internal Medicine) 口頭発表
2019年
 
 
ECVIM(European College of Veterinary Internal Medicine) ポスター発表
2019年 AMAMS(Asia Meeting of Animal Medicine Specialties) ポスター発表
2020年 第111回 日本獣医循環器学会 口頭発表 *最優秀症例報告賞受賞
2021年 ACVIM(American College of Veterinary Internal Medicine) ポスター発表
2022年 AiSVIM(アジア獣医内科学会) 口頭発表

研修医制度Clinical internship system

東京動物アレルギーセンターにおいて皮膚の症例を実際に見ながら診療に入ることにより皮膚病に対する考え方や実地能力を身につけていきます。
十分に教育を行き届けるため、1人/1日限定になるので、周りを気にすることなく、多くの質問をすることができます。
診療見学だけでなく、ショートレクチャーも実施しますのでインプットとアウトプットを同時並行で行うこともメリットです。
知識が身についてくれば、共同研究を実施していくことも可能です。

研修医の目的

  • 臨床免疫学の基礎の習得
  • 臨床症状再燃時のトラブルシューティング
  • アレルギー診療におけるPearlとPitfal
  • 院内クリティカルパスの共有
  • 動物看護師、グルーマー、皮膚科医によるチーム医療と標準化
  • わかりやすいインフォームドコンセントとアウトプット

レジデンシープログラム
研修期間

レジデンシープログラム

レジデンシープログラムでは月1回の研修(診療見学)から参加可能です。
週1回の研修×24回コースで有給研修医レベルまでスキルアップすることができるプログラムになっています。有給研修医になれば、実際に1人で診察に出て、さらにレベルアップしていきます。
※研修開始時の個々の獣医師のスキルや理解度によって研修修了時期の前後はあります。

研修内容

個別セミナー開催(6回シリーズ)
レジデンシープログラムの特徴の1つとして、個別指導が挙げられます。個々のレベルに合ったセミナーを6回に渡って開催し、知識習得を目指します。セミナーの事前予習やセミナー後のレポート提出によりさらに理解を深めます。
皮膚・アレルギー科最新情報習得
皮膚科・アレルギー科における最新情報を定期的に発信します。この情報アップデートにより常に最新の獣医療を学べます。
診療OJT
診療に一緒に参加することにより、治療の開始から完結まで学ぶことができます。さらに皮膚科で最も重要になるインフォームドコンセント法なども学ぶことができます。
個別症例相談
他院で診ている症例について悩んでいることがあれば、いつでもご相談いただけます。

動物病院向け
プライベートセミナーPrivate seminar

プライベートセミナー

1〜2ヶ月に1回、それぞれの動物病院で出張セミナーを実施します。2時間/1回、3回コースから承ります。
基礎コース、ベーシックコース、レジデントコースの3つのコースがあります。
新人獣医師向け、2年目以降の獣医師向け、看護師向けなどご要望に沿った内容で実施させていただきます。

セミナーの目標

  • 掻痒疾患のアルゴリズムを知る
  • 皮膚科診療の実地能力を培う
  • 病院全体の皮膚科診療の底上げを図る
  • 看護師/トリマーへのシャンプー療法及びスキンケアに対するスキルアップ
具体的な内容
  • 薬剤耐性(AMR)と多剤耐性菌に対する治療戦略
  • 界面活性剤の種類と選択方法
  • 病態に合わせた薬用成分の使い分け
  • 薬用シャンプーの選び方
  • Itch scratch cycleのメカニズム
  • 臨床家が知っておく最低限の免疫学
  • cADとALD(Atopic like dermatitis)について
  • cADとFood allergyを区別するルール
  • 乳酸菌マッチング検査(Lactobacillus Matching Test)の導入方法
  • 減感作療法(アレルゲン特異的免疫療法)の導入方法
  • 水素分子療法(Hydrogen molecular therapy)
  • NFHDとNFNFHDの除外方法

トリミングサロン向け
プライベートセミナーPrivate seminar

1〜2ヶ月に1回、それぞれの動物病院で出張セミナーを実施します。2時間/1回、3回コースから承ります。
基礎コース、ベーシックコース、レジデントコースの3つに分かれます。
セミナーを受講することにより、自信を持って飼い主様へアドバイスをし、獣医師との連携を図ることができます。
基礎コースは、皮膚・被毛の知識習得からスタートし、知識習得後、それぞれの症状に合った提案を学んでいきます。

セミナーの目標

  • アトピー・アレルギーについての基礎知識を身につける
  • スキンケアについて飼い主様へ自信を持って提案できる知識の習得
  • 獣医師との円滑な連携を図ることの相乗効果

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