こんにちは!
クロス動物医療センターグループ主任動物看護師の阿片です。
今回は動物の健康診断についてお話します。
動物も人と同じように定期健康診断を受けることができます。動物の健康診断を行うメリットは病気の早期発見です。
何も見つからずに済むこともありますが、もちろん目には見えない内臓の病気など隠れた病気が見つかることもあります。
犬猫ともに1歳になれば、成人の年齢になります。また、4歳になれば、人の30歳前後の年齢になり、だいたい1年で「人の約4歳」年齢を重ねていきます。シニア犬や猫は7歳以上とよくいわれますが、人でいうと約50歳くらいですね。
人と同じように定期健康診断を行わなければならないと考えると、
・犬猫の4歳:「人でいう約30歳」で、定期健康診断をしっかり行い始める年代
・犬猫の7歳:「人でいう約50歳」で、定期健康診断をしっかり行うことが推奨される年代
と考えられます。
ただ、4歳以下の子であれば受けなくてもよいというわけではなく、健康診断を実施することにデメリットはありません。4歳くらいまで特に病気をせずに過ごしていても、1度健康診断を受けた方が良いかもしれません。
また同様に、7歳くらいまで病気をせずに過ごしていても、同じように健康診断を受けるべきかもしれません。
当院では主に以下の項目の中でそれぞれの子にぴったりの検査を行います。
・身体検査、尿検査、便検査:適切な成育状況や尿や便の状態
・血液検査:貧血、肝臓、腎臓、高脂血症、糖尿病などの病気の発見
・レントゲン検査:心臓や肺、胃、消化管、関節などの異常の発見
・超音波検査:肝臓や脾臓、腎臓、心臓などの異常の発見
クロス動物医療センターグループでは年に1回以上の健康診断を推奨しております。
春と秋に健康診断キャンペーンを行なっておりますので是非この機会にご活用ください。
クロス動物医療センターグループ